主を恐れる者は幸いなり 作品38
Beatus Vir Op.38

1979年3-5月作曲
1979年6月9日初演(グレツキ自身の指揮による)
バリトン独唱、混声合唱、オーケストラ
[4.4.4.4 - 4.4.4.4(?) - 打楽器2 - ハープ2 - 4手ピアノ - 弦]

歌詞は詩篇より。
聖スタニスラオの殉教900周年の記念式典のために作られる。
交響曲第三番の第二・第三楽章のように僅かな和音の反復を基に作られた作品。



アンジェイ・ドッバー;バリトン  ポーランド放送合唱団、シレジアン・フィルハーモニック合唱団
Andrzej Dobber,Baritone  Polish Radio Choir & Silesian Philharmonic Choir
ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団  アントニ・ヴィト指揮
Polish National Radio Symphony Orchestra of Katowice  Antoni Wit,Conductor
2000年11月18日  Naxos
31:08
なかなか健闘していますが、オーケストラは荒い部分が目立ちます。
綺麗な音色でもない上、かといってぐいぐい引っ張っていくような演奏でもありません。
NAXOSなので平易に入手できますが、あんまり良くないかも。


アダム・クルシェフスキ;バリトン  ポーランド放送合唱団、ポーランド室内合唱団「スコラ・カントルム・ジェダネンシス《
Adam Kruszewski,Baritone  Polish Radio Choir & Polish Chamber Choir"Schola Cantorum Gedanensis"
シンフォニア・ヴァルソヴィア  イェジ・マクシミウク指揮
Orchestra Sinfonia Varsovia  Jarzy Maksymiuk,Conductor
2003年  BeArTon
31:00
賛美的な曲の雰囲気が良く出ているとても良い演奏です。
ただ、なにかもう一歩が欲しいです。十分満足できる演奏なのですが、自作自演盤より何かが足りない・・・


アダム・クルシェフスキ;バリトン  ポーランド放送合唱団、クラクフ・フィルハーモニック合唱団
Adam Kruszewski,Baritone  Polish Radio Choir in Cracow & Cracow Philharmonic Choir
ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団  ヘンリク・ミコワイ・グレツキ指揮
Polish National Radio Symphony Orchestra of Katwice  Henryk Mikołaj Górecki,Conductor
2003年11月20日  Polskie Radio
32:11
自作自演盤です。それだけあって、やはり様々な指示が出たのでしょう、規範的かつ素晴らしい演奏に仕上がっています。
オーケストラはWit盤と同じですが、それとは全く違う豊かな響きが引き出されています。
声の音量のバランスも一番良いです。


タマーシュ・アルトルヤイ;バリトン  バルトーク合唱団 (エヴァ・ロズゴニー;合唱指揮)
Tamás Altorjay,Baritone  The Bartók Chorus (Éva Rozgonyi,Chorus Master)
フリッチャイ交響楽団  タマーシュ・パール指揮
The Fricsay Symphonic Orchestra  Tamás Pál,Conductor
1993年6月9-12日  Stradivarius
24:07
とにかく速い!特に中盤の盛り上がりを超特急で思いっきり駆け抜けます。
しかし、それを別にすれば豊かな響きの心地よい演奏。快速テンポも素直に高揚できます。
温厚な演奏に聴こえますが、好みの問題と言えそうです。
他の演奏に飽きたら、これを聴いてみては如何?


ニキータ・ストロエフ;バリトン  プラハ・フィルハーモニー合唱団
Nikita Storojev,Baritone  Prague Philharmonic Choir
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団  ジョン・ネルソン指揮
Czech Philharmonic Orchestra  John Nelson,Conductor
1992年6月  Argo
32:24
良い方向で荒々しい、力に満ちた好演。声と管弦楽の音量バランスはいい感じです。
この曲、他の演奏はどれも明るい雰囲気に満ちているのですが、これだけは暗い部分を抉り出している感じがします。
この録音のおかげで、この曲の見方が随分変わりました。熱い、くせになる演奏です。




グレツキの中では比較的代表作です。
Nelson盤と自作自演盤を持ってれば良い感じです。あとはお好みでPál盤をどうぞ。
ちなみに、CDの日本語訳や音楽事典は「主を信じる者は~《となってました。
ヴィヴァルディなどの同吊の曲は比較的「恐れる者は~《となっている様なので私はこちらを取りましたが、果たしてどっちが良いんでしょうかね。






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