おやすみなさい 作品63
Good Night Op.63 -In Memoriam Michael Vyner-
I.Lento(Adagio)-Tranquillo
II.Lento Tranquillissimo
III.Lento-Largo:Dolcissimo-Cantabilissimo

1990年作曲
1990年11月4日初演(全楽章)
ソプラノ独唱、アルト・フルート、ピアノ、銅鑼


Michael Vyner(マイケル・ヴァイナー)はロンドン・シンフォニエッタの音楽監督。1989年の10月に亡くなっている。
そのため、曲中に彼の吊前から由来する旋律もある(MI-C-H-A-EL VYN-ER)。
スコアにはシェークスピアの「ハムレット《からの引用が添えられている。

'Good night...
 ...flights of angels sing thee to thy rest.'     --William Shakespeare,Hamlet



Dawn Upshow,Soprano  Sebasitan Bell,Alto Flute  John Constable,Piano  David Hockings,Tam-tams
1993年6月5日  Elektra Nonesuch
I.6:51  II.10:16  III.9:29
曲の神秘的な雰囲気があまさず出ています。
音が少ない曲なので音の美しさが重要になってきますが、この演奏は文句なし。
第一楽章、アルトフルートとピアノのデュオは特に素晴らしいです。


Elzbieta Szmytka,Soprano  Paul Edmund-Davies,Alto Flute  Mireille Gleizes,Piano  Huub Righarts,Tam-tams
1995年7月  TELARC
I.6:28  II.10:02  III.8:18
大雑把な印象は上記のNonesuch盤と大差はありません。
ただ、録音レベルの違いかこちらの方が音がおとなしい(音量が小さめ)です。
おそらく音響操作みたいなことをあまりしていないのでしょう、その分柔らかみが増しています。
どちらがいいかは好み次第。


Patricia Rozario,Soprano  Vourneen Ryan,Alto Flute  Micharl McHale,Piano  Stephen Kelly,Tam-tams
2009年  Louth Contemporary Music
I.5:59  II.11:20  III.10:31
内容としては明らかにこの曲がメインになっているアルバムで嬉しい限り。
残響を良い感じにつけていて、神秘的なムードを出そうとしています。
フルートの抑揚はまあこれくらいなら良い感じ。異常に簡素な構造続きで退屈にならないよう演奏している印象です。
特にこれ、と言いたい点が無いのは事実ですが、十分に素晴らしい演奏。最後のゴング、非常に低い響きで凄くカッコいいです。
残響はあって綺麗だし聴きやすいのは間違いないので、後は好みで聴き比べて、って感じでしょうか。




後期グレツキの音楽の美しさがとてもよく表出した素晴らしい作品だと思います。
是非一度は耳にしておくべきでしょう。






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