レチタティーヴォとアリオーゾ「ひばりの音楽《 作品53
Recitatives and Ariosos "Lerchenmusik" Op.53
I.Lento - Largo, Ben tenuto - Molto piu mosso - Quasi allegro, Marcatissimo - Acuto - Energico - Deciso e molto espressivo
II.Largo, Cantabile - Dolce
III.Andante moderato - Tranquillo, Cantabile

1984年7月作曲
1984年12月-1985年1月編曲
1985年10月-1986年1月編曲
1984年7月28日初演(第一稿)
1985年9月25日初演(第二稿)
1986年4月12日初演(最終稿)
クラリネット、チェロ、ピアノ

グレツキがデンマークのLerchenborg音楽祭のために作曲したもの。
作曲が音楽祭での初演に間に合わず、そのためかそれ以降少し手直しをしている。
どの楽章も基本的には遅いテンポをとり、楽章ごとにチェロ*クラリネット*ピアノの順の楽器的な強調の傾向がある、らしい。



ロンドン・シンフォニエッタ・ソロイスツ
London Sinfonietta Soloists
Michael Collins,Clarinet  Christopher van Kampen,Cello  John Constable,Piano
1989年12月10-11日  Elektra Nonesuch
I.15:24  II.10:18  III.14:46
しっかり演奏された佳演。クラリネットが息継ぎとか聞こえてきてすごい大変そう。
表情づけがしっかりできていて、聴いていてもまったく飽きが来ません。


LINアンサンブル
LINensemble
Jens Schou,Clarinet  John Ehde,Cello  Erik Kartoft,Piano
1993年  Kontrapunkt
I.15:40  II.10:35  III.14:35
熱気をもった激しい演奏として好印象。チェロが頑張ってます。
ちょっとしたタメなんかには一癖ありますが、全体としてはNonesuch盤とあまり解釈的に違いはありません。
どうでもいいですが演奏者吊の「LIN(リン)《はペア・ノアゴーの曲からきてるそうで。


カメラータ・ヴィスワ
Camerata Vistula
1989年9月  Olympia
I.15:18  II.11:45  III.13:09
変なくらいにあっさりした演奏。上記二種類の演奏とは全く違う世界が広がってます。
ちょっと散漫な気もありますが、元来重々しいこの曲の新たな一面を見れたようでなかなか良かったです。
演奏者ですが、ただ"Camerata Vistula"と書いてあるだけで楽器ごとの演奏者吊は欠けらも載ってませんでした。


ピエール・ファウデンベルグ:クラリネット
ラリッサ・グローエンエベルト:チェロ  ラインベルト・デ・レーウ:ピアノ
Pierre Wondenberg,Clarinet  Larissa Groeneweld,Cello  Reinbert de Leeuw,Piano
1993年11月  Philips
I.15:19  II.12:03  III.15:18
緊張感を持った、それでいて適度に個性を盛り込んだとても良い演奏です。
第二楽章とかピアノがずいぶん自己主張してます。聴いてて気持ちいいからそれで全然構わないんですけれどね。
ちょっと遅めかも。第三楽章は緩急激しいです。




グレツキの後期作品の中では作品66と並び代表作的な立場を持っている作品といっていいでしょう。
しつこいくらいの反復、重苦しいながらどこか素朴な曲調、宗教色のあるメロディーなどが約40分延々続きます。
なかなか濃い作品ですが、ひとたびはまったら40分なんてあっという間ですよ。






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