ポルカのための小さなレクイエム 作品66
Little Requiem for a Polka Op.66
I.Tranquillo
II.Allegro impetuoso - Marcatissimo
III.Allegro - Deciso assai
IV.Adagio - Cantabile

1993年5月作曲
1993年6月12日初演
室内アンサンブル
[1.1.1.1 - 1.1.1.0 - 鐘 - ピアノ - 弦(1.1.1.1.1)]


1993年のHolland Festivalのために作曲される。
有吊な聖歌の出だしを基にした神秘的な第一・第四楽章。民謡的メロディーを使い荒々しい第二・第三楽章。
なお作曲者はこの題の意味について殆ど触れていない。
当初は「夜のセレナード(Nachtserenade)《という題だった様である。



ロンドン・シンフォニエッタ・メンバー  デイヴィッド・ジンマン指揮
Members of the London Sinfonietta  David Zinman,Conductor
1994年2月12日  Elektra Nonesuch
I.9:42  II.5:07  III.2:36  IV.6:07
この曲の模範的な演奏と言えるでしょう。ただ、これが一番いいかと言われると疑問。
両端楽章の美しさは格別です。中間二楽章も、荒々しさはありませんが良くまとまっています。


シンフォニア・ヴァルソヴィア  イェジ・マクシミウク指揮
Orchestra Sinfonia Varsovia  Jarzy Maksymiuk,Conductor
2003年  BeArTon
I.8:10  II.5:56  III.2:19  IV.6:07
爪が甘いような所もありますが、荒々しさを兼ね備えたなかなかの演奏。
ですが、他の盤と比べるとどうも分が悪い感じです。特に押しも売りも無い感じ。
決して下手ではないんですけれども。


イ・フィアミンギ  ルドルフ・ヴェルテン指揮
I Fiamminghi  Rudolf Werthen,Conductor
1995年7月  TELARC
I.10:14  II.4:46  III.2:22  IV.6:23
両端楽章は遅め、中間楽章は早めのメリハリの効いた演奏。
この演奏を聴くと、グレツキのクラシック作曲家としての魅力が改めて分かります。
この中では一番気に入っている演奏です。


シェーンベルク・アンサンブル  ラインベルト・デ・レーウ指揮
Schönberg Ensemble  Reinbert de Leeuw,Conductor
1993年11月  Philips
I.8:49  II.5:16  III.2:37  IV.6:37
初演者による、初演から半年経たないうちの録音。だからという訳ではないですが熱気のあるなかなか素晴らしい演奏です。
ちょっとしたところなんかに他の演奏とは違う味付けがしてあって、かつそれが素直に受け入れられます。
両端楽章を初めとする緩やかな部分と荒々しい部分との対比が良い感じ。
第二楽章の頭は金管が張り切りすぎだけど、それもまた良し。


エマノン・アンサンブル  ?指揮
Emanon Ensemble  Raf de Keininck,Conductor
2007年7月22-24日  Phaedra
I.9:33  II.5:50  III.2:37  IV.6:36
知ってるほうがびっくりのどマイナー作曲家ばっかりを平気で出してくる変態レーベルの一つPhaedra。
そのカタログについにグレツキが顔を出しました。
演奏はあっさりしたもので、胃もたれなく気軽に聴けます。
力をいれすぎず、それでいてきれいに纏まっているのが良いです。掘り出し物・・・かな?
どうでも良い話。裏ジャケのLaporteさん(カップリングの作曲家)、細長い木の彫刻?持っててアヤシイ・・・こりゃ変態d


チェンバー・ドメイン  トーマス・ケンプ指揮
Chamber Domaine  Thomas Kemp,Conductor
2008年  Landor
I.8:10  II.5:20  III.2:26  IV.5:58
線の細い、細やかな演奏。中2楽章はまあまとまっていて聴きやすいです。
ただ、両端楽章の音色が場所によってはあまり綺麗ではなく、さらにそこまで歌っているわけでもない。
あんまり音を伸ばす努力をしていないので、音たちが個々でぶつぶつになってるあたりが原因でしょうか。
そこまで悪くは無いけれど、とくにもう一度聴きたいとも思わない。


アンナ・グレツカ;ピアノ  ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団  アントニ・ヴィト指揮
Anna Gorecka,Piano  Warsaw Philharmonic Orchestra  Antoni Wit,Conductor
2011年4月29日  Naxos
I.10:29  II.6:17  III.2:43  IV.6:26
クレジットはありませんが、追悼盤と思える一枚。グレツキの娘がピアノ参加しています。
透き通った響きとそのはざまに見える熱気は、この録音が彼の死を追悼するものだということを実感させてくれる。
第2楽章のテンポはNonesuchの録音に慣れているとちょっと戸惑いますが、
これくらいの緩急つけている方が音楽の重みが露わになっていて良いと思う。
ピアノの美しさが際立つ録音。




作品53と並び後期の代表作と言っていい作品です。
たぶんこの曲を交響曲第三番から入った人が次に聴いちゃって「うへぇ《ってなるパターンが多いのではと想像。
この曲についてこれれば、後期作品はだいたい大丈夫。






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