雑記 -過去の記録
むかしむかし。
正直自分以外の人間が読むと、だから何、て文が多いけれど、それはCDの感想も同じだし置いておく。
以前公開していたんだし、これだけ消すのもどうかな、と思ったので。
ただ雑記と同じページにあるといろいろうざいのでこっちに隔離。下ほど昔。見やすくする気一切なし。
2015 3/31
ちょっと前ですが、トム・ジョンソンの4音オペラその他を見に行ってきました。荻窪まで行くのは相当久しぶり。
ジョンソンの「ドア」と「七つまで数える」、どちらも彼らしい簡素な数理学に基づいた
システマティックな構造の作品。そこに演者の身振りが加わることで、途端に面白さが倍加する。
後者なんて、ほとんど一発ネタのようなもの。けれど、その分かりやすさが音楽を超えた楽しさになる。
メインの「四音オペラ」もその延長線上にあるもの。こちらは形式上は古典的な歌劇に基づいているのに、
その歌詞の自己言及的な内容でメタ的な楽しみがあふれ出てくる。
そこに定型の概念を諧謔する表現もふんだんに取り入れ(ソプラノの過剰な美意識など)
ループ・ミニマリズムにおけるマンネリ化を回避する努力が行われています。
それらが全て4つの音で作られているという凄さ。何ともジョンソンの手腕の凄さがわかる。
また、同様の感想は足立智美の「三音ぽんがく」でも味わえました。
こちらはジョンソンほど限定的な展開ではなく、むしろ三音から作られうる動きを極小から極大まで
展開した実に盛り上がりがいのある作品。ループによる興奮を味わえる響きでした。
トム・ジョンソンはいままでもっとガチガチの原理主義者みたいな印象だった故に
こんな砕けた作品群があることを知らず、衝撃的でした。
劇要素が絡むと、こんなに冗談好きみたいな表面を見せてくれるのか…
3/12
先日、向井山朋子さんの主宰するカント・オスティナートの東京公演を二日とも見てきました。
以前同じ場所での初演と似た趣向でしたが、特徴的なのはピアノ4台によることとテンポ。
非常に速いテンポで息急くような流れ。一日目はそのためか大事な場所でのアンサンブルのずれが見えた感じでしたが、
二日目は慣れたこともあってか非常に速い中にライブで音楽を形作っていく
この曲ならではの緊張感に満ちたとても良い演奏が聴けました。
じわじわと煽るように早くなっていく展開部と、意識して速度を落として聴かせる主題部。
オランダでこの曲をずっと演奏しているバウハウス氏の演奏が聴けたことも大きかった。
終演後たどたどしい英語で蛮勇振り絞り挨拶しましたが、非常に気さくな方で良かった。
あと、二日目に権代敦彦氏がさりげなく来ていてびっくり。
もっとも、到着できたのは最後の10分だったらしいですが…
ともあれ、音楽ともども非常に印象深い二日間となりました。
これを機にさらに日本での知名度が増してほしいところ。日曜の方とかわりとぎっしり入っていたし。
2014 12/15
昨日は忘年会に出ていたお蔭で、かなり久しぶりに二日酔いにかかる。
ここまで気持ち悪いのは2-3年ぶり。
そのため、年末の数少ない休日がふいに…
12/5
ちょっと前から見続けていたヤン・シュヴァンクマイエルの短編映画作品集を見終わる。
シュルレアリストの映像作家ではトップクラスの人間なだけに、すごく面白かった。
エログロホラーを扱いつつも、粘土などを使ったストップモーションなんかが、
どこかコミカルな印象を作ってくれて、隠された政治的なメッセージの皮肉を強調している。
「闇-光-闇」とか素直に作風が分かって楽しい。
あと、「男のゲーム」は戦争揶揄なのも良いけど、単純に見てて不謹慎な爆笑が出来るので何度も見てる。
11/3
長期休暇の取り残しを使って山登りしてきました。正確には廃道探索。
青梅街道の旧道はなかなか風情があって良い道でしたが、後半は明らかに機械が入った形跡があって萎えた。
西沢森林軌道の方は、さすがにレールがそのまま残っているインパクトが凄かった。
ただ、それ以上に紅葉シーズンと綺麗にかぶっていたお蔭で素晴らしい風景が見れたのが本当に良かった。
あんなすばらしい景色が見れる道なら何度でも行ってみたい。当然命の危険もあるけれど。
ただ、どちらにせよ、もう一度あれを味わおうとしたら来年か…
あと、昨日は15年ぶりに楽器買ってきました。バストロ。Getzen。高かった。
…こんなノリで買ってよかったのかなとは思うけど、たまには奮発。この東京じゃなかなか車買えないし、その代りだ。
10/24
以前そういえば「演奏会に出る」と口走ったため、後からお誘いのメールが来ました。
何となく言葉を濁して放置してたら、なんか封筒が送られてきました。
開けなくてもわかる。ちょっとやめてよそういう押し売りみたいな真似…
まあちょっと待っててよ、楽器買うからさ。
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10/12
昨日はサントリーホールへ、権代敦彦の個展演奏会へ。
直前まで会議を兼ねた飲み会をしていたため、プレトークはもちろん無理で演奏会もかなりギリギリでした。
両隣の人に酒臭い息をぶちまけていないかちょっと不安。
「母 コーラ/マトリックス」は笙とオルガンによる、とてもストイックで静かな淡くて綺麗な音楽。
たった2音のテーマがゆっくりと広がっていくのがよく分かりました。
「デカセクシス」C音を中心に繰り広げられる、権代作品らしい音のはためきがいっぱいに聴けて満足。
「子守歌」がいつになく非常に調性的な音楽なのは、レクイエムを強く意識していたからなのか、
それとも多く聴くであっただろう(普段現代音楽を聴かない)一般聴衆を考えたものなのか。
特に最後の、聖書からの抜粋が歌われるあたりは突き刺さりますね。チャイムを3台使ってたのも印象的。
注目の新作「デッド・エンド」ではいつもの持続音や半音上昇だけでなく、
衝撃的な瞬間を何回も作り上げながらまた作り直していく、何度もぶつかっては乗り越えていくような音楽。
音の密度も、他の作品とは比べ物にならないくらい激しくて本当に圧倒されました。
最後、オルガンがモールス信号のような無機質さで明滅しながら消えていく所は鳥肌が立つ。
はっきり言って、この曲は権代作品の中のみならず近年の現代音楽作品でも屈指のものだと思う。
それくらいに充実した作品・演奏でした。どうにかしてもう一回でも聴き返したい。
10/8
タカギクラヴィア松涛サロンで行われた、小さなピアノデュオの演奏会に行ってきました。
野村祥子、榎本玲奈両女史のソロと、最後に連弾。
前半はハンス・オッテ「響きの書」から抜粋。この曲が実演で聴けると思ってなかっただけに凄く楽しかった。
演奏も程よく揺れながら落ち着いたテンポ設定と柔らかい響きでとても良かった。
後半はモートン・グールドの「中国の小品」から抜粋で開始。
彼の作品にしては思ったよりビートが強調して聴こえないのは、曲の性格もあるのか不明。
その分、フィットキンの「Fervent」は作曲者から賞賛されたこともあるらしいだけに流石の演奏。
ぶっちゃけそんな好きな方の曲じゃなかったんですが、それでも
これだけ粒のはっきりした生演奏で勢いよく演奏されるとかっこいいなあの一言。
連弾はアンドリーセンの「夏の夜」。あれ、そんなアンドリーセンらしくないなと思ってて
聴いてる時はアンドリーセン一家の別人物かとも邪推してましたが、調べてみたら1957年(まだ10代の頃)の作品だとわかって納得。
逆に、そのころからよくあんな作品が書けるな、という位には良い曲。後年の響きっぽい部分も少しだけありました。
最後はローゼンブラット「2つのロシア主題によるコンチェルティーノ」。
元々聴きやすい作風の中でも特にジョーク要素が強い曲ですが、ノリ良くそこそこ纏まってて楽しかった。
この曲はやっぱ後半に出てくる独特の手の交差?も見ものですよね。
アンコールに吉松隆で締めるセンスも含めて、選曲は大好きです。
もっとこういう自分にとって"捨て曲"がない演奏会がそこらへんで開催されないもんかなあ。
9/23
連休を利用して、一年ぶりに大井川へ山登り。とは言ってもハイキングみたいなもので終わりましたが。
やっぱり年一度くらいじゃ体力が全くない事を実感するばかり。
もっと筋力つけて、半現役の林道なんかじゃなく寸又峡の廃線跡とか走破してみたい。
まあその場合、体力より分け入る時間が無いわけだが。それに夏場じゃやっぱヤマビル多すぎるしな…
9/9
昨日は読売日本交響楽団の演奏会に行ってきました。カンブルランの指揮が目当て。
ドビュッシー「春のロンド」やシューマンの交響曲「春」なんかを聴いても
その見事なまでに統率された鋭さとバランスが分かって、さすがは前衛音楽も得意な方だと再認識。
兎に角にも最後の「春の祭典」のみが目的で行ったようなものですが、期待どおりでした。
ちょっと1階席最奥だったからか聴こえるパートのバランスは悪かったけど、音楽の盛り上がりは素晴らしかった。
バスクラとか打楽器はテンション高いのが丸わかり。トロンボーンの一番下吹いてる人はばりばり音出してて惚れた。
やっぱりあれくらい出してるのがトロンボーンでしょ。それだけでも聴く価値があった。
9/7
1週間放置の内訳は、3日間合宿乱入に1日廃人、そののち仕事と親不知痛みの再発。
あと、おとといはサントリーホールに細川俊夫セレクション聴きに行ってました。
フランチェスコ・フィリデイの「全ての愛の身振り」、音楽としてはラッヘンマンみたいな特殊奏法だらけ。
ただ、打楽器としては奏法ではなく楽器の種類を増やす点で補填したり
詩的な解説にもあるような感情的な歌の性格を持たせるためにかなり古典的な音楽を想起する動きが多かったり。
細川俊夫の「松風のアリア」は独奏者二人の演奏が鋭くて非常に刺激的でした。
特にトランペットのベルヴェルツは続くトランペット協奏曲「霧のなかで」でもしなやかな音楽を見事に奏でていました。
良くも悪くも、音楽はどちらも細川節が満載、といった感じで曖昧ながらも真面目に思索するような楽想。
ただ、聴いていた印象は最後のリゲティ「ミステリー・オブ・ザ・マカーブル」がすべて持って行ってた。
元曲のイカレ具合もですが、バーバラ・ハンニガンのソプラノ兼指揮者の凄さに圧倒されました。
秘密警察らしいフロックコートの下にボンテージにも見える扇情的な衣装、舞台を歩き回り
身振りに指揮も織り交ぜながら華やかなソプラノを軽妙に響かせる、さすがは代表的な持ち曲のだけある。
アンサンブルもそれにぴったりついてきていて、見ていて凄く爽快でした。やっぱりリゲティは面白い。
8/22
暫く香川に行ってきました。これから秋は出張が増えるなあ。
今回は、ちょっと時間が空いたので女木島に。本当は瀬戸内芸術祭を回って見たかったけど
ちょっと時間が無かったので、本当に島を登って降りただけ。
情けない話ではあるけど、まあ楽しかったから良しとしよう。
それに、自分は今の妙に人間臭い芸術なんかより、広い広い風景の方がよっぽど感動できる。
8/11
ついに恒例の夏風邪を引く。いつも思うんだけれど、熱さを回避しながら体を保温する手段は難しすぎる。
7/14
オーケストラ・ニッポニカの23回演奏会に行ってきました。今回は石井眞木がテーマ。
石井の「交響的協奏曲」は今回が初演の最初期習作。
ストラヴィンスキーやバルトーク、伊福部などの音楽要素を元に詰め込んだ、密度があるけれど
後年の作風とは結構違う音楽で面白かった。ただ、オスティナート風味なのはやっぱり同じ。
陳明志の委嘱新作「御風飛舞」はやたら平易でノリノリな音楽。最後は聴衆含んで石井眞木と叫ばせる不思議な感じ。
まあでも、石井眞木のエッセンスを基に変なキャッチーさが出ていて、これはこれで良いのかも。
後半、石井の「ブラック・インテンション」は鈴木俊哉氏なかなかの熱演。演奏している様子も含めて激しかった。
伊福部「交響譚詩」はこの中で一番散漫だったかも。特に管が調子悪かったな…
兎に角にも、今日の演奏会は最後の「アフロ・コンチェルト」が凄すぎた。
菅原淳氏の打楽器はもう結構な歳なのを全く感じさせない、力のこもった重い音で叩きまくる。
そこに管弦楽も熱狂的にオスティナートを畳み掛けるからたまらない。
席がかなりステージに近かったのもあって、迫力が物凄かった。
アンコールの「サーティーン・ドラムス」ラストも含めて、素晴らしい満足感の残る演奏会でした。
7/11
下のレビュー(※シチェドリンの作品集のこと)、ぶっちゃけ結構前に書いた文なんですが、原文はいつも以上に乱筆で酷かった。
そこそこ手直ししたので面影は薄いですが。これ書いた時、俺ほろ酔い気分だったんだろうな…ノリだけで綴ってる感じ満載。
文章ははっきり頭が回るときに書きましょう。素面のぼくとのお約束。
7/3
タンブッコ・パーカッション・アンサンブルの演奏会に行ってきました。
前半、彼らのメキシコ・レジデンシー・プロジェクトに招聘された4人の曲。
池田拓実の作品は、普段プログラミング言語での作曲をしているらしいだけあって、物凄く複雑なリズム。
どのリズムを聴いているか迷う感じの衝撃的な前半が印象的でした。
木下正道の曲はバスドラムの瞑想的なドラミングを中核に展開する呪術的な作品。
それでもやっぱり盛り上がりがはっきりしていて聴きやすかったのは、吹奏楽作品を多く書いている性格からか。
樅山智子の曲は普遍的音楽を目標にしているからか、非楽器も多く演奏に織り込んでいました。
響きもそうですが、特殊奏法も多く使っていて見た目も特に面白い。
後、最初のスネア達の銃撃みたいな激しい掛け合いは凄く爽快でした。ああいう音響はやっぱり好み。
渡辺俊哉作品はこの中ではマリンバをメインにはっきり使っているだけあって、音響は地味。
ただ、彼の経歴にもあるように音色の微妙な変化を楽しめる、落ち着いた曲でした。
さて、後半は打って変わってやりたい放題。
ライヒ「クラッピング・ミュージック」はかなり速いテンポ。爽快スマートにさらっと演奏してくれていて、
構造が異常に簡素なこの曲を一気呵成に叩き切ってくれました。聴衆もやっぱり"分かっている"人が多いのか
この日の演奏会の中で多分一番歓声が飛んでました。
レオポルド・ノヴォアの「わかったかな?」、グァチャラカスという要はギロみたいな楽器のアンサンブル。
なんかどうもオーバーリアクションだなと思ってたら、そもそも軽いノリの曲でした。
ラストが弦楽四重奏の真似をして(音が出ずに)終了、なんて落ちは演奏会だとすごく良い。
ティエリー・ドゥ・メイ「テーブルの音楽」はけっこう有名ですよね。
テーブルを複数人数で叩くだけの、けれど動作が凄く楽しい、絶対に生演奏で接したい曲でした。
タンブッコの面々も小ネタを用意していてかなりノリが良く、見てて実に楽しかったです。
最後にエクトル・インファンソン「夜の訪れ」。最後はマリンバ合奏で素直に聴きやすい曲を持ってきて締め。
アンコールはポール・バーカー(Paul Barker)の「Stone Song,Stone Dance」、これ前回の来日でも演奏してたみたいね。
途中モーツァルトを引用したりと、やりたい放題かつ技量の高さを見せてくれました。
楽しかっただけに、もっといろいろなレパートリーを聴いてみたかったことしきり。
6/1
今日は東京交響楽団の、伊福部昭生誕100年プレコンサートに行ってきました。
仕事で毎日が死にそうな中、無理やり時間を作って聴きに行く。
「プロメテの火」は…オケ版の方は記憶があんまなかったので新鮮に楽しめた。
ただ、管弦楽のみの作品ではないからか、聴いててかなり大人しい音楽だったことを再認識。
最後の方は首席ペットがピッコロトランペットへ持ち替えていましたが、そのお陰で非常によく通った旋律でした。
あの場面は一番の盛り上がり、伊福部節の一番熱狂できるところです。
「日本の太鼓」は副題が「鹿踊り」なので、音源でもある「ジャコモコ・ジャンコ」とは違うらしい。
映像つきですが、注記にあったように、かなり音楽と映像はずれてた。
見ていた感じ、なんか映像の時に演奏していた音楽は微妙に違うっぽい。
ただ、それでも大筋はつかめたし、何より音楽がどういうものを想定していたかは非常に納得がいくので合ってよかったと思う。
なんせ、衣装にある以上に長い角みたいな部位(ささら)は何に使うのか全く不明でしたが、
音楽の鞭みたく聴こえる部分に該当するパフォーマンスで使うという考えにはまるで至りませんでした。
そりゃあれをお辞儀の要領で床に叩きつけて音を出すなんて、見ただけで事柄は結び付けないよ…
音楽は落ち着いたテンポでどっしりと聴けました。ちょっと映像に意識が行ってたので詳しく聴いてませんでしたが、
逆に言えば、踊りにしっかりとマッチした演奏をしていたということですね。
そんなわけで、なんだかんだ言って楽しかった。来年の本コンサートが楽しみ。リトミカとかやっちゃうらしいしね。
5/3
明日から年末以来の連休。二日。間違いなく明後日は死にたくなってるなこれ。
4/27
世間はゴールデンウィークの開始で浮かれていますが、自分は休みを取れるか喧々諤々の日々。
何とか明日は2,3か月ぶりの休日になりましたが、4日あたりも休みになるのかはわからない不透明さがヤバイ。
4/13
昨日は高橋アキの「ピアノドラマティック Vol.9」を聴きに行きました。
バニタ・マーカス「...but to fasion a lullaby for you...」は日本初演。
淡く短いテーマが繰り返され、次第に変化しながら展開していく幾分ミニマリスティックな作品。
後半、旋律がはっきりと現れながら伴奏に上昇音形が現れる盛り上がりの部分がたまらなかったです。
ちょっとキャッチーに過ぎる気もしたけれど、素直に旋律の綺麗さを味わいながらまどろむことができる素晴らしさ。
長い間の後にコーダとして奏でられる、フェルドマンの若書きした旋律の鄙びた感じがまたいい。
バーバラ・モンク=フェルドマンの新作「Soft Machines -Gaepesie Quebec」はこの前リリースされたmodeの作品集と同じ傾向。
散文的な断片が淡く響く長めの曲ですが、マーカスの曲がはっきりとドラマ性のある展開だったのに対して
彼女のほうは特にはっきりした指向は持ち合わせていないおかげで、聴いていて後半はどうもだれた感じになってしまいました。
作品単体としては彼女らしい作品で面白いとは思ったのですが…
藤枝守のほうの新作「Patterns of Plants in a Chromatic Field」は短い2つの小品。
いつも通り植物電位を素材としながら、その展開の仕方がいつもよりパターンを密度濃く敷き詰めていてちょっと新鮮。
結果として、旋律的な素材がオスティナート的に響く聴きやすい作品になっていました。満足。
後半はメインのフェルドマン「Triadic Memories」。高橋アキはすでに録音をしていますが、
それよりは会場の残響もあってかなり落ち着いた、録音より平坦ながらも深みのある演奏だと思いました。
前半の3曲とははっきり異なる緊張感がゆっくりと包み込む、夢のような1時間強を味わえて素晴らしかった。
アンコールは確か「Piano Piece 1956a」。前半3曲、音源リリースとかないのかなあ。
4/9
いろいろあって昨晩はスマホが手元になかったわけですが、ほぼ全く生活に支障はなかった。
別にそれで良いはずなのにそれに気づいて愕然とする自分に、もっと危機感を抱くべきだと思うんですよね。
まあメールが全然来ないという交友の狭さは置いておくとして。
3/31
昨日はNHK東京児童合唱団の演奏会に行ってきました。何のためと言われたら、もちろん権代敦彦の新作を聴くため。
「うみ」は合唱とオルガンのほか古代復元楽器アンサンブルが入るので、最初「無量光/無量寿」を連想してました。
確かにいつも通りの作風ではあったのですが、児童合唱のためもあってかなり聴きやすい出来。
第2曲のリズミカルな盛り上がりなんかは真言や華厳経のテキストと相まって凄く良かった。
復元楽器は、方響と編鐘がかなりメインに使われていたので金属的なきらめきがたくさん聴けて、個人的に満足。
また、最後などに使っていた、児童が書いた詩に合わせて作る未来を夢見るような音楽つくりも素晴らしい。
30分を超える大作でしたが、もう一回聴きたい内容でした。まあちょっと長い故だれる展開もありましたが。
鷹羽弘晃の「ハーメルンの笛吹き」はシアターピース。子供の無邪気な動きを効果的に使った、なかなかにハチャメチャな舞台でした。
信長貴富の「子供たちの遺言」はオケ伴奏つき。ちょっとネオクラシカルな作風で好みでない展開も多かったけど
メッセージ性は強く表れていて良かったと思う。第2曲以降の不穏げな展開は好みとしても悪くなかった。
あと、最初に日本の歌50選からの編曲を演奏してましたが、そのうち「童神」がずばぬけて凄かった。特に編曲。
ああいう、ピアノが低音と高音のみで淡くきらめくような音楽は大好きです。録音出ないかなあれ。
3/28
初めてのゴルフはスコア142。パターがうまく行ったので思ったより良かった。
ただあれ、楽しいけど時間を食うね…
3/6
昨日はスティーヴ・ライヒの新作「Radio Rewrite」世界初演でしたが、BBCラジオでの中継が1週間聴けたので早速視聴。
うん、だいたいは近作の作風そのまんまですね。「2×5」とかそこらと大差ない。
Radioheadにインスパイアした作品とのことですが、どうやら最終楽章くらいしか直接的な旋律は出てきてなさそう。
正直、その後演奏してる「ダブル・ゼクステット」の方がまだずっと好み。
これならCD出るまで待てる。どうせ近作ならだいたいNonesuchから出てくるでしょ、きっと。
あ、初演メンバーにMats Bergstromが入ってるけど、この人最近ライヒのみのCD出してますね。
さっき(CD盤は高かったので)DL購入しましたがまだ聴いてません。飲み会や出張が落ち着いたらここでレビュー公開しよ。
3/2
昨日の高温で一気に花粉症が悪化しました。もうそんな時期か…
しばらく書いていた、高校生の時以来の吹奏楽曲をどうにか形にしてひと段落。
もうちょっと調整してこれが終わったら次はどんなの書いてみようかな、まあどれも演奏するあてはないけれども。
2/25
最近筋トレを毛ほど微かに初めて部屋の掃除もこまめにやっているわけですが、
こうすると面白いくらいいざという時のやる気が出てくる。
やっぱり基礎体力って大事だなと思う瞬間。そんな、飲み会の30分前。
1/27
今日は例のごとく新響の定演だったわけですが、仕事のせいで前半しか聴けませんでした。
まあベルクの「3つの管弦楽曲」が聴けたからまるで問題はないんですけどね…
あまり新ウィーン楽派はまじめに聴いてなかったんですが、これで一気にやられました、かっこいい。
今日の演奏はトロンボーンもやたら気合入ってたし、すごく楽しめました。
まあだからこそ満足して仕事に途中から行けたんですがね。
2013 1/13
鬼のような年末が過ぎ去り、少しだけ休みの時間が取れて回復したので
ようやっとグレツキのCDレビューを追加しました。丸1年分以上溜まってて反省。
うーん、この勢いで今年中にはシメオン・テン・ホルトのページを作りたいけれど…いつになるやら。
2012 12/23
先日のシメオン・テン・ホルト「カント・オスティナート」日本初演に行ってきました。
まあ開演時間の間違えと人身事故コンボで30分遅刻したんですけどね…
ただ、中身はその悔しさを忘れてしまう位、落ち着いて深く染入る演奏でした。
暗い部屋に点されたわずかな明かりの中で揺れる音は、CDで聴くよりずっと素朴でそのまま体に響いてくる。
それをあるがままに聴いていると、次第に、前日放映された映画の言う「この曲こそわが人生」の意味が分かってくる。
どこかシニカルな視点で深く心に切り込んでいくような音の流れがまさに瞑想的に打ち込まれる。
もっと浸っていたい、そしてもっと演奏される機会が増えてほしいと思う長い瞬間でした。
終演後に楽譜を見る機会があったのも収穫。確かにシンプルではありますが、それなりに手は込んでいますね。
あと、最後に向井山朋子さんにどうしても話がしてみたくて待ってたら、たまたま仲良くなった方々が
彼女の御友人たちで、誘われるまま打ち上げに乱入してしまいました。
普段の自分の生活とは全く違うハイソサエティな雰囲気も持ちつつノリの良い感覚はすごく自分には新鮮で楽しかった。
こんな場所で申し訳ないけれど、本当にありがとうございました。
本当に仕事の合間に無理やり言った甲斐がありました。お蔭で今までずっと疲れを引きずったままで
昨日の友人の遊びの誘いも今日の出身大学バンドの演奏会も行けなかったけれど。
あと一週間が死ぬほど長く感じます…
12/4
コリン・カリー・グループによるスティーヴ・ライヒのライヴ、半年前から楽しみにしていたもの。
客層がいつもの現代音楽と全然違う。普段ならテクノを聴いていそうな人物もちらほら。
よくある音楽関係者とマニアばっかりじゃなく、老若男女の構成比が同じくらい…いや、むしろ若かった。そして席はほぼ満席。
最初の「クラッピング・ミュージック」はライヒ自身も参加。
彼が変わらない方のパートでしたが、実に落ち着き払った叩き方。
コリン・カリーの一生懸命なクラッピングと対比的で面白かった。
「ナゴヤ・マリンバ」、ここからもう今日の演奏会がものすごいことは実感できた。
今まで聴いてきたライヴと文字通りレベルが違う。恐ろしいくらいに音の動きが滑らか。
あの小品だけであそこまで音楽に吸い込まれるとは正直思いませんでした。
「マレット楽器、声とオルガンのための音楽」は恐らく皆が一番聴きたがっていた曲目。
各楽器の動きが整然と並びながら一体化した上を、グロッケンのきらめきが規則的にまたたく快感は心地よすぎる。
最後の切りだけが失敗してしまっていましたが、差し引いても最高のひと時でした。
後半まるまるメインの「ドラミング」、第1部からもう鳥肌もの。統率のとれた緩急の勢いがカッコ良いの一言。
演奏者は全員、さも当然のようにアンサンブルが乱れない、どころか盛り上げ方まで息ぴったり。
中盤は流石に聴衆の一部はだれてましたが、最後にかけてのたたみかけは聴き手の高揚まで感じられました。
終演後の拍手は圧巻、終いには八割方の人物が立ち上がり拍手と歓声。
クラシックなのかテクノなのかわからないこの感覚はライヒの演奏会じゃないと味わえません。
またそこから、ライヒの音楽がそれら全てにミニマルの影響を伝播していることをよく現していた光景だとも思いました。
終わった後の満足感は、9000円のS席チケットが安すぎると思えるほど。
仕事が無ければ明日の公演二日目も絶対行くんですけどね…
11/28
リヒテンシュタイン展行ってきました。
なるほどルーベンスの絵は凄いですね。バロック様式の豪華絢爛さでお腹いっぱい。
ただ、個人的な趣味はルネサンスやバロックよりはビーダーマイヤーとかのあたりの方が…
ゲオルク・ヴァルトミュラーの絵とか良かったです、歩兵ごっこしてる幼フランツ・ヨーゼフ1世とか。
11/26
シメオン・テン・ホルトが昨日亡くなりました。
存命作曲家の中では一番好きな作曲家だっただけに寂しさもひとしお。
これで、もう自分が熱狂的に作品を聴いている存命作曲家はピーター・ガーランドのみになってしまった…
11/24
友人と渋谷行って、350円から食べられるというピザ屋へ。調子に乗って5枚頼みました。
最後は手を動かしてるのが自分だけだったので、多分3枚分食べたんじゃないかな俺。
その後服屋で店員とテンション高く話を盛り上がりながら買い物してカラオケして帰宅。
自分でもびっくりするくらいのリア充っぷり。すげえ!普通の若者っぽい!
11/23
文京シビックホールにて、武満徹の音楽シリーズ、第3回のチケットを公募で当てたので行ってきました。
「弦楽のためのレクイエム」は結構あっさりめの印象を受けた。
まあためを作らないでそのまま表現すればこんな感じでしょう。
アンサンブルはびびるくらいしっかりしているので、解釈の一つと言う以上に違和感はなし。
「樹の曲」はそんな好きではない曲なのでなんとも言えなかったですが、
確かにその色彩感覚の開花するさまはすごくよく理解できた。
やっぱり個人的には「地平線のドーリア」が一番いい。この濃淡だけで描いたような
17の弦楽による鋭い音楽は、ライヴで聴くと個々の音の繊細さが凄くよく伝わってくる。
「アステリズム」もこのライヴで見直した曲。アンサンブルの不確定な場面も多い曲ですが、
そこを指揮者の高関健は見事なまでにスマートに制御して一つの大きな流れを作り上げていました。
特に、最後に向けた大きなノイズの高まりと崩壊は、この演奏会で一番のカタストロフィを感じた所。凄くカッコよかった。
後半は高橋悠治のピアノソロで「フォー・アウェイ」「閉じた眼」、こうして並べるとよく似てる。
「十一月の霧と菊の彼方から」を挟むのはこの11月に演奏する演目としては洒落っ気あるもの。
音楽としてはピアノソロ作品に通ずる、無骨で無調的な中に独特の繊細さが漂う不思議な作品。
「冬」はこうしてライヴで見ると不確定なキュー進行だらけの曲なのが分かった。
響きはアステリズムよりもさらに幅を増して、けれど静的な印象を強めてさっと過ぎていく。
「遠い呼び声の彼方へ!」は改めて聴いて、自分の趣味には合わない方の曲だと実感。
漆原啓子さんのヴァイオリンを初め演奏は見事なものだったけれど、
この時期の作品の艶めかしさはもっと晩年のそれに比べてどうも中途半端に思えてしまう。
これより、自分なら「トゥイル・バイ・トワイライト」とか「夢の引用」の方が大好物。
アンコール、「はなれ瞽女おりん」のタイトル音楽を。高関氏がサントラではヴァイオリン参加してたそうな。
アンコールとは思えないくらい豊かできれいな、素晴らしい余韻のひと時でした。
11/5
風邪が治りかけたりぶり返したりと微妙な体調を縫って、ペドロ・カルネイロと小森邦彦のマリンバ・デュオライヴへ。
ライヒ「ナゴヤ・マリンバ」は以前聴いた若手学生のものよりはやっぱり格段に巧い、そして早い。
かなり颯爽とした運びで叩いてました。感覚的には5分どころか2-3分しかなかった感じ。
マヌリの「鍵盤の書」はいかにも前衛的な乱れた音の欠片から次第にはっきりしたリズムが浮かび上がり
最後へ向けて収束していく、なかなかわかりやすくカタルシスのある現代音楽で楽しかった。
ヴィニャオ作品は初めて聞いたのですが、小森氏の解説を聴いていてもそうだったように
非常にグルーヴ、つまりリズム処理に対しての偏愛が際立った作品でした。
この「Book of Grooves」という作品、ただリズミカルな作品として楽しく聴き流すこともできるし
個性的なリズムの変化・発展を紐解くのもなかなか面白い、良い作品でした。音源あるのかな。
最後の目玉、ライヒ「マレット・カルテット」の日本初演。
ナゴヤ・マリンバ初演者も招きながら、2者はヴィブラフォンに持ち替えて。
ちょっとヴィブラフォンが聴きづらかったですが、それでも生で聴けて感動しました。
特に、両端楽章のマリンバが叩き出す和音のリズムは、それだけでも心地よくてたまらない。
アンコールとしてもう一度第2・3楽章を演奏してくれたこともあって、とても楽しめました。
10/22
昨日は新交響楽団の定演へ。ガーシュウィンにコープランドと新響にしてはあまり見慣れない曲目でしたが、
後で訊くと指揮者の曽我大輔氏の強い希望によるものだったらしい。まあ、でなきゃオールアメリカとかやらんわな。
前半ガーシュウィンは「キューバ序曲」、打楽器を前に配置してノリノリのリズムを強調する。
ちょっと演奏はもさっとしてましたが、凄くノリは良かった。
多分、十六分音符だらけのこの曲は、室内じゃなく野外ホールでやるのがいろいろと合っているんでしょう。
「ラプソディー・イン・ブルー」は小原孝氏をピアノに迎えて。
凄くテンション高く楽しいソロだったのですが、知人曰く「リハーサルまではあんなんじゃなかった」。
小原氏はいろいろと精力的に活動している方ですが、なるほどエンターテイメントを純粋に楽しんでいるようです。
アンコールに、彼による「ルビーの指輪」を演奏してました。超エキサイティング。
後半コープランドの「交響曲第3番」、やっぱり金管は待ってましたと気合が全然違う。
第2楽章なんか、もうこれで終わりなんじゃないのってくらいにど派手に鳴っていました。
終楽章の「市民のためのファンファーレ」部分は言わずもがな。ここは聴衆共に空気が素晴らしく張りつめていました。
新響が珍しくアンコール、しかもアンダーソンの「ワルツィング・キャット」「フィドル・ファドル」。
曽我氏はもう超ノリノリ。楽しい人だなあ… 聴衆もいつもと違うノリを理解していて、とてもいいムードの演奏会でした。
欲を言えば、こういう内容の演奏会を新響ももっと増やしていいんじゃないかなあ。
そして今日は篠ア史子のリサイタルへ。全曲初演。室内楽伴奏がついてて、それだけでも聴きごたえあった。
行った理由はもちろん、権代敦彦「マトリックス」を聴きたいがため。
単音を中核にしたいつも通りの構造にハープがテーマのようなものを示し、じわじわと発展していく。
ホルン2台をステージの左右に配置した音響はとても印象的でカッコよかった。
鈴木大介編曲の、武満徹の映画音楽から抜粋は、ハープ2台を音楽の骨子に組み替えたと思えないもの。
元々、彼の曲にはハープの響きは非常に合うと思ってましたが、二重奏による「伊豆の踊子」とか綺麗すぎる。
西村朗「睡蓮」、この中では一番正当なハープ協奏曲の形式らしくなってて落ち着けましたね。
何せ野平一郎「彼方、そして傍らに」はノイズと衝撃音が最前面に出た刺激的な作品。
前半、武満眞樹女史による作曲家へのインタビュー中で権代氏が「篠アさんに「あんまりハープらしくない曲」と言われて…」
という発言がありましたが、これは野平氏の曲にも十分当てはまったんじゃないかと思います。
ただ、その2曲が一番自分の趣味に合っているという話なんですがね。
なおそのインタビュー時、西村氏は自分の曲のことを訊かれたのに、必死に隣の権代氏に話を振りそっちの話ばかりで逃げ回る。
眞樹さんに重ね重ねで「ご自身の曲の紹介をお願いします」と突っ込まれてました。
流石テレビやラジオのパーソナリティやってただけある話の振り回しっぷりだ…
余談、この日の席がど真ん中でラッキーと思ってたら、よく見たら目の前に座っている方々は夫人を初めとする武満ファミリーでした。
後半になるまで気付かなかった、流石にびっくり。
10/17
ここしばらく頭痛が止まずあれこれしていたわけですが、
ようやく風邪の初期症状だったことが判明。
きちんと気温に合わせて部屋着も替えて行かないといけませんね…
10/8
お休みの最後にと、ドビュッシー展へ。
中身も良かったけれど、一番印象に残っているのは
チケット待ちの行列に並ぶかと思った瞬間、爽やかな青年に「良ければ余ってるんでどうぞ」と
ただで一枚いただいてしまったこと。しまった、お金払ってあげればよかった…
中身の方は…あ、カンディンスキー良かったよね。え、趣旨が違う?まあモネも良かったけど…
アレクサンダー・ハリソンとかクロスが好みだった。
あと、ギュスターヴ・カイユボットの絵もあったけどこの人、マーシャル・カイユボットの兄貴だね。
確かこのサイトのどこかに歌曲のレビューが…
10/5
今週は会社の休みをもらったので、大井川へ行ってきました。
あと昨日は徹夜で飲んだりと結構やりたい放題。
いろいろ書きたいことはあるけど、とりあえず眠いから寝よう。
9/24
香川の土産でうどん送ってもらったのは嬉しいんですが、
生麺をダンボール一杯に送ってもらっても…その…
9/19
明日から二泊三日で香川行。
9/16
奏楽堂での演奏会に行ってきました。
100年以上の歴史を持つこの建物が耐震諸々のために一時閉館となるし、曲目だしと。
印象に残っているのは真鍋理一郎氏のトークでしょうかね、どうしても。
「新曲によせての思いを…」との質問に「そんなものはない」「どうしようもない曲です」
「リハーサルで少しは良いと思ったかな」との発言。
降壇するときも、車椅子が必要な体なのに「手を出さないでくれ」と叫ぶあたり、凄く面白い人物だった。
黛敏郎の「ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのカプリチオ」は初めて聴いた中では一番好みでした。
オスティナートをはっきりと打ち出した、とても勢いのある音楽を聴けました。
ただ、演奏者・聴衆ともに断トツで気合が入っていたのはやっぱり伊福部昭の「日本組曲」。
弦楽合奏版は初めて聴きましたが、不安を打ち消すだけの迫力はありました。
あとは、ラストの水野修孝「夜の歌」は音源早く手に入るようにならないかなあと思う音しきり。
近年は聴きやすい情緒あるような音楽を書いているようですが、この曲もとても綺麗な作品。
最後には本人も登壇して挨拶されていました。
演奏、若手メインの集まりで強いまとまりや豊かな技量とは言えないものですが、
しっかりと作品ごとの表情をくみ取った満足できるものでした。
9/10
長野へ週末行ってきました。あっちは涼しくて良かったなあ…
8/31
今日もサントリーホール。クセナキスの「オレステイア」、舞台形式での完全版日本初演。
何といっても一番凄いと思ったのは池上英樹氏の打楽器。
特に「カッサンドラ」における、恐ろしいまでの振動は客席にも十二分に響いてきた。
もう、あの冒頭の乱打が始まった瞬間から興奮しっぱなしです。
松平敬氏のバリトンも落ち着いていましたが妙技を安定して聴けたのが凄かった。
「アテナの女神」、裏声と地声のとんでもない跳躍もさらっと歌っていてびびった。
山田和樹指揮の東京シンフォニエッタはちょっと遠い場所だったので聴きづらかったですが、十二分に満足。
児童を含む合唱は声量こそ負ける時もありましたが、勢いは一番良かったかも。
後半での客席を囲んでの展開は聞いていて痺れました。
特に最後、客席になだれ込んでの狂喜のラストは、まさに音の洪水状態。
打楽器を初めとするアンサンブルの乱舞、合唱の叫び、彼らが持つ各種鳴物の悲鳴が重なり合う光景は圧巻でした。
さらにS席中心部の方たちは予め紙系の鳴り物を渡されていたようで、最後一緒に鳴らしてました。羨ましい。
バルセロナオリンピックの開幕演出も手がけたラ・フラ・デルス・バウスの演出はなかなか凝っていた。
カッサンドラでは歌詞を演奏にリンクさせながら泡のようにスクリーンに吐き出させ、
ラストではツイッターの文章を左右に流して、最後の狂乱の空間を強調する。
あそこで現代の思想を流すのには個人的には違和感もあったけれど、現代に即したやり方だなとも思った。
とりあえず、非常に満足の行く演奏会でした。8000円出してもお釣りが来る。
8/27
昨日はサントリーホールでジョン・ケージのミュージサーカス。
最初は混雑しているらしいという話に怖気づいて、実際に行ったのは後半だけでしたが、十二分に満足。
井上郷子さんのピアノ、「失われた沈黙を求めて(プリペアド・トレイン)」、
白井剛氏のダンスと村治奏一氏のギター、ホワイエの易経に基づきかたかた鳴るピアノのインスタレーション等々はじけすぎ。
会場の隅っこで瞑想していたフィードバック系と思しき一団も地味に良かった。
宮田まゆみさんの笙は、やっぱり格が違うというか、そこだけ空間が違うよう。
彼女の音を聴きながら周りの空間を意識しているのが、一番「らしい」(と言ったらおかしいか)時間の流れを感じられました。
ホワイエでも生花やったり解説してたり盛りだくさんでしたが、終わり間際のルンバを使ったインスタが笑えた。
床に放射性元素をパンチアウトした紙をばらまき、それをルンバが「除染」していくんですが、
後ろの収納カートリッジを取り外されているので吸ったそばからぺぺぺと吐き出していってしまう。
結局ただとりちらかるだけの、なんというか皮肉に満ちたパフォーマンスで面白かったです。
ちなみにルンバの上にはiPadが乗っていて、遠隔操縦者(除染服仕様)が表示されている仕掛け。
そして、個人的に最強だったのはヲノサトルさんらが披露したリミックス。
当日大ホールの方で行っていた芥川作曲賞の選考作品演奏をなんと速攻でリミックスしてテクノ作品に。
権利の関係でどうしてもサンプリングのような感じになってしまったそうですが、
あの空間にダンスフロアが出来上がったのは凄かった。サントリーホールでドラムンベースとか聴いたことねえ…
おまけに、隣に鎮座していた杉本博司氏のオブジェ「ファラデーケージ」が巧い具合にノイズの合いの手を入れるもんだからたまらない。
日本で本格的にミュージサーカスを開くのが初めてというのもびっくりですが、
この5時間に及ぶ豪華な内容が無料と言うのももっとびっくり。
やっぱり、こういう風に現代音楽に対して気楽に接して楽しめる機会を作ることが大事だなあとも実感しました。
そして今日は大ホールの方で、サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ 再演特集。
クセナキスの「ホロス」は秋山和慶さんの指揮には合わないんじゃないかなあ、と思ってたら案の定。
迫力が全然足りませんでした、やっぱり晩年の作品は勢いがパラメーターの9割くらいに振り切ってないといけない気がします。
ただその代り、不協和音のどろどろとした響きは綺麗にバランスよく響いていて良かった。
シャリーノ「シャドウ・オブ・サウンド」、生で彼の作品を聴くとなかなか面白かった。
どうやら、少なくともこの作品はミニマルとして聴くと実に自分好みに。
じわじわ盛り上がっていって、最後にあっけなくトロンボーンのミュートで終わるあたりかっこいい。
そしてラストはラッヘンマンの「書」、改訂版の日本初演。
あの特殊奏法の嵐で、こうまでシンフォニックに響くことができるのか、と感動しました。
中間部、左右のピアノとトロンボーンによる残響が支配する長い間の緊張感と美しさは、
実際にあの場にいないと絶対に理解できない。冒頭とラストの消え入りそうな淡さも同様。
なんと本人もいらしていたので演奏前に細川俊夫氏との対談がありましたが、
そこでもなかなか個性的なことを言っていて面白かった。
にしても、彼は写真で見た通り本当にガタイが良いなあ…
この二日間は異様なまでに充実していました。怖いくらいだね。
7/25
長崎出張の記憶は釣りしかありません。とりあえず頑張って一番でかい鯛を釣りあげました。
あとスマホの充電コードは持ってきたのにアダプタ忘れて充電できなかったのは不覚過ぎた。
7/22
新交響楽団の定演。当日指定券で行ったら3階席の端っこ。目の前にパイプオルガン。
ベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲」、演奏はソリストも含めて素晴らしかった。
ただ曲がもともとだらけがちだし・・・
後半のマーラー「交響曲第1番」のほうしか頭になかったです。
まだこの頃のは後期のほど重苦しくないですが、逆にショスタコが好んで使ったようなモチーフ満載の
さわやかでありながらひねくれた深み。そこをさっぱりと演奏してしまったのは
飯森氏の指揮によるところが大きいでしょう。評価は分かれるところですが、
最後の盛り上げにうまく力を使ってスマートに締めてくれたところはライヴで聴くと実に感動する。
今回は聴いてすぐ仕事に行く必要もないし、のんびり余韻に浸りながら新宿でCD買いまくってきました。
6/29
TVインタビュー受けてきました。もちろん仕事関係で。
とある特殊商材を扱っている関係で、わざわざCCTVが。中国の国営放送じゃないですか・・・
まあそんなだから俺には見れないなーと、いつごろ放送なのか聞かなかったのだが、
さっきCCTVはインターネット配信もあることを知って後悔しきり。
6/20
今日は暑くてどうにも参ったので「6月病」という単語を思いついてみた。
本格的に蒸し暑くなってきてやる気が出なくなるという病状だけれどもこれ夏バテじゃんと考え直した。
自分に置き換えた症状実例を出してみたら、CDやインターネットだらだらやってるだけなのでいつもと全く変わらなかった。
ここまで考えて、ようやく自分の頭の回転具合が夏バテモードに入っているのを理解できた。
そんな暑苦しい東京の台風一過です。
6/11
グレツキが亡くなって1年半、ようやく追悼盤のようなものみたいな新譜がぽつぽつ出てきて嬉しい限り。
よかったね、レーベル屋にとって「交響曲第3番」だけの一発屋じゃなくて。
ぼちぼち聴いて、また感想上げよう。
5/22
フェルドマンを聴ける演奏会行ってきました。
曲目は「トライアディック・メモリーズ」ただ一つ。でもこれは大塚まで聴きに行く価値は大あり。
こうしてライヴで聴くと、構造の一つ一つが浮かび上がって空間と体に染み渡る。
冒頭モチーフのオクターヴ変更による反復から最後の淡いアルペジオ音型まで、本当に粒がゆっくり跳ね上がる。
そして、各々の動きが重なって響く複雑な音響の妙が隅々まで見渡せて、空間の響きに感動が共鳴する。
フェルドマンをライヴで聴くと、ここまで凄いのかということが実感できて素晴らしかった。
河合拓始氏のピアノ、テンポ的にあっさりと(60分弱)弾いていましたが、
特にあっさりしたタッチというわけではなく、むしろ音の一つ一つを大切に磨いて、ゆるやかに起伏をつけて解き放つ。
音の聴かせ方を十分に吟味していた、とても心地よい演奏でした。
アンコール、というか付帯して演奏してくれた小品、「Intermission V」と「Piano Piece 1956a」も
性格の違う2曲を続けて、まるで現実世界に戻される直前の二度寝の夢のような感覚で楽しめた。
特に1956a、ライヴで聴くとストップ音とペダル音の差による微妙な残響のバランス差がよりリアルになって迫力が違う。
ああいう演奏会を聴けるから東京は良い。
5/21
今朝の日食は仕事の真っ最中なうえ、天候的に見れるか非常に怪しい状況でしたが、
なんとか金環日食の前後だけ時間を作れた上に、雲間から途切れがちではありますがばっちり見ることが出来ました。
雲のぼやけた隙間から見事なリング状の姿が見える光景はとても幻想的で素晴らしかった。
なるほど、古来から儀式的な意味合いを持つことが納得できる凄さ。
本当はもうその時点で仕事おっぽり出してAeolian String EnsembleのEclipseでも聴きながら
最後まで見ていたかったんですが、そんなことできないのが市場の社会人。
悔しかったので、明日は無理やり休みを取ってしまいました。よし。
5/19
また、高校の後輩に誘われて室内楽演奏会。たまたま会場が自転車で20分足らずの所で楽でした。
前半のモーツァルトとブラームス、頑張ったけど意識が飛び飛び。
後半のヴィラ=ロボスからきちんと起きてました。「ジェット・ホイッスル」、
やっぱり第3楽章が一番楽しい。表題の奏法が出てくるからというより、チェロの伴奏音型がかっこいい。
それより、レヴィタンは今回がまともに聴く初めての機会だったんですが、こんなに面白い曲書く人だったっけ。
「ヴァイオリンとマリンバのための二重奏曲」の北米先住民族音楽を髣髴とさせる、
まるでピーター・ガーランドのような音楽世界でびっくりしました。
もちろん音階的には彼のような民族音楽直球ではなく、現代作曲家らしい個性を出そうとしている節があって
個人的にはそこがあまり面白くないのですが、それを差し引いても余りある。
最後に「動物の謝肉祭」で締めるあたりは、低身長の女性奏者で固めたアンサンブルらしい演奏会と言えると思う。
うん、こういう演奏会が近所でぱぱっと聴けるとすごくいいなあ。主に時間的な都合で。
5/4
講義の聴講とか仕事疲れで胃炎おこしたりとかしてたら、
気が付いたら3日も更新してなかった。
まあ睡眠時間3時間とかだったからなあ・・・
GWも会社行かなくていいのが明日だけという事実。
4/30
新交響楽団の定演に行ってきました。知人がメンバーだと分かったので。
伊福部昭「交響譚詩」、この団体の十八番なだけあって流石、手慣れた感じが出てます。
ちょっとミスも目立ったけど、勢いは実にいいです。第1楽章なんかはもう痺れました。
イベールの「祝典序曲」がそれに続くあたり面白い。
皇紀2600年を祝うために書かれたものの一つですが、パリジャンらしい洒脱さが
巧くかみ合った面白い作品です。というか、正直Naxosの音源より良かったと思う。
今回の演奏会は吹奏楽の後輩にも紹介しといたんですが、彼ら的には
編成にサックスも入るこの曲が一番注目度が高かったんじゃないですかね。
吹奏楽の世界でも、伊福部作品とイベールの「寄港地」とかちょこちょこ演奏されるし。
後半、マーラーの「大地の歌」、やっぱこの曲は第6楽章が一番面白い。
あの葬送行進曲のような重苦しい楽想の果てにたどり着く、最後の淡く美しい響きがたまりません。
流石は日本トップのアマチュアオケ、すごかったです。
トロンボーンも交響譚詩とかで良い音を鳴らしてくれてて大満足。
S席のチケットが手に入って本当に良かった。また7月も行きたいなあ、今度は「巨人」だって。
でも今度は、今回見たくアンコールがあるかわからないまま仕事に押されて
余韻味わう間もなく退出なんてことにならないようにしたいなあ・・・
4/24
仕事を早く切り上げて、東京近代美術館のジャクソン・ポロック展を見てきました。
日本であれだけ彼の作品が見れたというだけでも凄いのですが、
その作品の激しい変遷を目の当たりにすると同時に彼の鬼気迫る思いが突き刺さるようでした。
特に、あの「インディアンレッドの地の壁画」を前にした時の迫力は表現しきれません。
そこらの有象無象なんて消し飛ぶような緻密さと躍動感はとてつもないものです。
さらに、会場ではモートン・フェルドマンが音楽を付けたあのフィルムも上映されていたりして、
実に見ごたえがあるものになっていました。GW期間中もし気力があればもう一回いきたくなりそうなくらい。
それにしても、彼が完全にあの有名なドリッピングだけを用いて制作していた期間は驚くほど短いんですね。
その40年少々の生涯の中でもさらに2-3年だけとは・・・
ちょっとだけ時間があったので、所蔵作品展の方も半分くらい見てきました。
何人か気になる人物の絵はありましたが、菊池芳文の「小雨ふる吉野」が特に一番印象に残っています。
あのぼやけたような幻想的光景と、近くに見える緻密で美しい花弁の一つ一つの描写の対比が素晴らしかった。
4/11
東京都現代博物館へ行って、靉嘔展を見に行ってきました。
色彩感覚を、虹という表現を通して強烈に訴えてくる感覚はとても印象に残りました。
フルクサス時代の貴重な資料も少しですが置いてあったし、すごく満足。
4/4
主任に昇格して数日、実感もくそもなく仕事に追われまくり。
たまにはのんびり博物館の展示でも見てCD聴きまくって作曲して過ごしてたいですね。
3/3
今日は久しぶりに気の合う同期と集って飲む。
掘り出し物的な小さな料亭で楽しく食べて飲んでだべってきました。
こういう気持ちいい疲労感が襲うのは結構久しぶりだなあ。
2/26
今日は後輩の出てる演奏会行ってきました。
最初のハスラー、バロックならではの応唱が最初ずれてたけど持ち直したのはさすが。
ヘンデルの「水上の音楽」、この編成でもなんかしっくりきちゃうのが面白い。
バルボトゥーは初めて聴いた、ホルン奏者やってるプレイヤーコンポーザー。
近代和声が聴けるし、ホルンの聴かせ方はやっぱりツボを押さえていて楽しい。
「ウエスト・サイド・ストーリー」はやっぱりノリが命。なかなか頑張ってましたね。
プロローグやアメリカといったお気に入りのナンバーがそこそこ聴けたので満足。
ただ、これでクインテットとかクールとか入ってたらもっと良かったのになー、とか。
後半。L.E.ミーフラなる発掘作品。ボヘミア出身の18世紀ごろの人物らしいですね。・・・スペルは?なんで書いてないの!!
まあ内容は穏健なロマン派の作品なので、個人的にはそこまでどうこうなかったんですがね。
ボヘミア繋がり、フレディ・マーキュリーのナンバーは唯一しゃれっ気が出てて笑えた。
そして最後はプロコフィエフ「ロミオとジュリエット」。前半と後半で対比させる、なかなかうまい構成。
これだけ指揮しててなかなかの力演だな〜と思ってたら、その教授職の方が今回で引退だそうで。
アンコールのローエングリン(エルザだけじゃなかったところがミソ)も含めて、素晴らしい演奏でした。
うーん、こういうの聴くと、やっぱり自分も楽器を吹きたくなる。じ、時間があれば・・・
2/23
昨日おとといで部旅行。とりあえず起きたら全裸だったつぶれ方は初めてです。
眼鏡もなくなったし、こんな見事につぶれたのは久しぶりでした。
後今日、IHはアルミ鍋が使えないことを知りました。どうすんだよこの調理器具・・・
2/20
引っ越し完了。ネット接続がおかしかったりガス登録が放置されてたりなんだかんだあったけどどうにか。
居心地良いけど、やっぱ通り沿いなので通りの音はちょっと気になる。
ただ、それ以上に水回りが狭すぎだった・・・計7.9畳は伊達じゃない。
そして明日は部旅行です。帰ってきた次の日は昇格試験です。休みたいなあ・・・
2/12
大規模に荷物をお引越し。意外とさっと終わりましたが、本当に大変なのはここから。
がらんとなって寂しくなった部屋でのんびり最後の1週間を過ごします。
あと、Eテレの坂本龍一特集を見ました。植物電位を音楽に変換する試みを、
彼の音楽観と3.11へのメッセージに絡めて放送していましたね。
最後の演奏とか素晴らしかったんだけど、とりあえず藤枝守に関して全く話題がないのはいかがなものか。
教授の試みはまた素晴らしいものだけれど、きちんと「前例がある」という言葉を前に出して
先例を紹介位はちらっとやってもいいんじゃないかなあ・・・タルコフスキーも良いんだけどさ。
いやまあ、坂本龍一は応援してますけどね、ええ。偏向的な構成にちょっと文句が。
1/29
昨日のせいか知らないけれど、風邪ひいた。久しぶりに38.5度。
1/28
寮の回線不良で3日ほどネットにつなげず。マジ苦痛だった・・・
CD聴くにも検索で情報漁りながらだったため、新しいのは全く手が付けられない。
イライラなんてもんじゃないけれど、今日のゴルフ初体験でそれがどうでもいいくらい疲れた。
1/22
大学の先輩と3人で飲む。4-5年ぶりに会ったこともあって話が弾みました。
3つ上の先輩は変わらず熱狂的な宝塚ファン。わざわざ週末、岐阜から出てきてるとか。
2つ上の先輩は花屋にいるせいか、男なのに中身が完全に乙女に。
「仕事の付き合いでキャバクラとか行って〜」という話を軽蔑するような目で見る。
ああ、自分はいつの間にか汚い大人になっちゃったんだなあ・・・
1/9
連休で免許更新しました。寝癖のついた変な頭の写真で5年過ごすことになりました。
寮でて新しいアパート探そうと奔走しました。近場は異常に高い相場でやばいです。
いろいろやりきって満足だと思ったら、ここのレビュー整理するの忘れてました。
2012 1/4
喪中だったと思うので今更挨拶してるんです。そうです。
一年の重さと速さが少しづつ実感できるようになったこの頃。
流行には見放されて構わないけれど、時のスピードには取り残されないようにしたいですね。
2011 12/31
昨日は高校の同窓会。人数は少なかったですが存分飲んで話してきました。
今から帰省です。さて、今年は良い一年になったのかなあ。
12/29
ようやく会社が終わった!これでしばらく休める。
ここ半月は体力が底をついては少しだけ貯まっての繰り返しできつかったからなあ・・・
12/24
まあ、今日も14時間勤務だったこととかはどうでもいい。
自分が生クリームまともに食えない事だけは絶対忘れないようにしよう。
1/4カットだけでめたくそ気分が悪くなった・・・
12/20
飲みの疲れが取れないまま、今度は深夜に食あたり。
深夜の病院に駆け込む事態になりました。
まあ点滴うって4時半に帰ってきたら、いつもどおり6時出社の流れにしましたが。
12/18
昨日は上野で久しぶりに撃沈。日本酒は一気するもんじゃないねえ。
12/14
気が付いたらしばらく更新してなかったのは、連日飲み会だらけだったから、結構マジで。
今もさっきまで飲んでて死にそう。やべえ。でもこれからの時期もっとやべえ。
11/20
朝の3時に不整脈で飛び起きる。いきなり全力疾走してたみたいな激しい動悸だけれど
明らかに異常で不規則。7/8みたいなリズムを打っていて非常にまずい感じ。
しばらくしたらそこそこ落ち着いたので放置して寝ちゃいましたが、これ再発とかしないよね。
まあそんなのはさておき、待ちに待ったオール・ライヒのプログラム「Reich!! Vol.2」へ。
先にBプログラムから。最初にリストに載っていない「イッツ・ゴナ・レイン」第1部が暗闇の中流される。
左右のずれの対比が対称ではなかったのでちょっと聴きづらかったけれど、
それでも幅をある程度持った空間の中で聴く臨場感は、ループ音の中に隠れているバックノイズのビートを強調して
すでに何回も聴き返したこの曲の凄さを思い出させてくれる。
それが終わると「振り子の音楽」。使うマイクは3つ。こうして見て思う、綺麗に振り子状になるように手を放すのは難しい。
最初のうちは、一番小さいスピーカの上をちょっとずれて楕円状に振れてしまってましたね。
でも、あのハウリングノイズがだんだん平坦になってドローン化していく様はやっぱり楽しい。
あと、思ったより大きな音量だったので、音同士の干渉含めて
ノイズに圧倒されるような感じがノイズドローン風で個人的にはよかった。
「ピアノ・フェイズ」はピアノソロと録音との共演。ちょっとあっさり位相ずれしてしまってたけれど
淡々とリズムが綺麗に並べられていくところは好感。ただ、最後はもっとすっきり終えられたら・・・
そこから速攻「クラッピング・ミュージック」。手前の人は変化の指示出してる人いなさそうだったけれど後ろにいたのかな。
複数人でやってるわりにかなり精緻なアンサンブルで、聴いてて実に楽しかった。参加してみたかったくらい。
休憩ののち、Aプログラム、カウンターポイントのシリーズ。
最初に「ニューヨーク・カウンターポイント」。演奏者の西川智也さん、ついこの前ソロリサイタル聴きに行きましたね。
結構はっきりとしたアタックで、ノリ良く弾けるように音楽を紡ぐ。
第3楽章なんか思いっきりスイングで、聴いていてとても楽しい音楽になっていた。楽しさの面から言ったら、この中で断トツ。
「ヴァーモント・カウンターポイント」、風の音が多めの奏者さんでしたが、
こういうリズムや対比がはっきりとほしい曲には相性が悪い音質だったんじゃないでしょうか。
でもこうやって生で聴くと、発見も大きい。これ、主題はだいたいずっと一緒なのね。
「チェロ・カウンターポイント」はぶっちゃけあまり面白い曲だと思ってなかったんですが、
今回生で聴いて、抑揚や不規則なビートが絡んできている分、それ以前の曲より意外と難しそうだと思いました。
最後に「エレクトリック・カウンターポイント」なのはよくやったと思う、流石。
淡々と演奏するような解釈でしたが、それくらいが聴いていて響きに溺れられる。第3楽章とか聴いてて涙出そうになりました。
終演後、前の人たちが「ライヒってかっこいいね」みたいなことを言ってて(自分は関係ないのに)うれしい限り。
そうやってズブズブはまっていくがいいさ。これ書いてる人みたいに。
さて、WTC9/11の国内盤が出るのっていつだっけか。
11/11
ようやくグレツキのコーナーにちょっと加筆。
本当は全部のレビューを書き換えたいくらいだけれど、そんな時間はもちろんなし。
11/4
twitterの方からチケットをいただいたので行ってきた、西川智也クラリネットリサイタル。
とりあえず曲目からして前半が命でしたが、なんとかぎりぎりで到着。
気がついたらリック・ポッツのライヴを逃してしまいましたが、まあ体が分裂しない以上仕方ない。
アーノルドのソナチネはやっぱりこうして聴くと、最後の派手さが売りだよなあと思ってしまう。
もちろん構成もかっちりしているんだけれど、特にこういう曲だと軽快なんだかがっちりしてるんだか曖昧。
ただまあ、十分楽しめました。安定して聴ける作曲家ですよね。
同じような和声の印象でも、プーランクのソナタは実に足取りが軽い。フランスらしい軽さ。
ただ、これが実は自分はちょっと苦手。もうちょっと毒がある方が楽しい。
ホールの音響がその差に拍車をかける。よく言えば暖かくて混ざり合った響き、悪く言えばもっさり。
そんな中、シェルシの「影のための祈り」は頑張っていた。プログラムの中で一番硬い音がほしい曲ですが、
独特の柔らか味を持つ残響と旋律性をうまく加味しながら颯爽と処理していたと思います。
こんな音で、せっかくだから(影繋がりで)ブーレーズの「二重の影の対話」とか聴いてみたい。
シュトラウスや後半のシューマン&ブラームスは・・・まあ綺麗でまったりできました。やっぱりロマン派は合わない・・・
ソリストの方は東京音楽コンクールで木管部門1位を取った若手。
大きな身振りで、どんどんと音楽を広げようとする真っ直ぐな演奏でした。
さて、この人が今度のライヒ演奏会で「ニューヨーク・カウンターポイント」を吹いてくれるのかと思うと
楽しみが増す。とりあえず帰りはライヒをひたすら聴いてました。
10/29
なんとか痛みと腫れはなくなってきました。なので寿司を食べてくる。
ものを噛んで食べられるって素晴らしいね。
10/23
親知らずがついに痛み出しました。周りの肉が腫れて滅茶苦茶痛い。
速く歯医者に行きたいけれど、今日は法事で明日明後日は出張。勘弁したい。
10/16
香川へ行ってきて、気が付いたら週末も終わり。
年度末の引っ越しを見据えた部屋の整理がなかなか終わりません。
10/10
ほらね、やっぱり達成感のない長期休暇になった・・・
まあ最後の腹痛がけっこう効いたんですけれどね。
10/9
昨日の晩は友人と飲んで楽しかったんですが、そのあと何かに当たったのか強烈な腹痛と下痢。
一晩中まともに寝られず、昼からの予定は当然キャンセル。
近所の休日診療は臨時で休診だし、散々な一日でした。
まあでも、正露丸と気合でずいぶん落ち着いたから、大学の時の比じゃないね。
10/2
友人と某所のマックへ行くと、ガス管の問題でドリンクしか出せないとのこと。
じゃあ夕食はやめてドリンクだけにするかとカフェラテを頼んだ直後、
マックシェイクもOKだったのでそれも頼む。が、もうラテも作っていたので
キャンセルしづらく、結局両方のMサイズを飲むことに。
結局、帰宅直後にトイレへ駆け込む羽目になりました。まあそりゃそうか。飲み干すのはきつかった・・・
にしても、店員さんはなぜカフェラテにミルクをつけたのだろう。
9/17
結局、財布は現金だけ抜き取られた形で帰ってきました。
なので休み明けにクレジットを復帰させれば問題なし。
あと財布自体が雨でお釈迦になったので、それも買えば問題なし。
・・・そういうことにしておくんだ。
9/16
16時間勤務という新記録をたたき出して帰る途中、財布を落とす。
最寄りのコンビニと家の間で落としたのは間違いないのに、結局警察で紛失届を提出する羽目に。
久しぶりにすべてのやる気が無くなりました。頑張った結果がこれとかひどすぎる。
ていうか、入寮用の玄関のカードキーも同時に無くしたから、明日からどうしよう。
9/13
そういえばもうサイト開設して3年が経ったのね。
さっきまでSurvival Research LaboratoriesのDVDずっと見てました。
巨大な機械と動物の死骸がうごめく過激な破壊パフォーマンスが満載でやばい。
3時間のボリューム。これが日本版で出てたのに今更びっくり。
というか、彼らの音響は実際に体験しないと本当に感動はできないだろうなあ・・・
9/4
昨日の晩は会社の先輩と長語り。音楽論を中核にして、映画や漫画における思想表現、さらには社会文化まで。
いろいろ意見を交わしてたら飲み屋に5時間居座ってました。いやあ楽しかった。
8/30
無事帰還。誰だよあっちが暑そうとかほざいた奴!
とっても過ごしやすかったです。
8/28
ちょっと札幌まで。あっちも暑そうだな・・・
8/17
あ、あれ、もう休み終了・・・?
8/14
ようやくお休み。早速昼間で寝て、のんびり二度寝も。
あとはちょっと実家帰ってだらだらしよう。ああ、仕事がないっていいなあ。
8/6
落合Soupにて、実験音響のライヴを久々に聴きに行く。
最初のCAL LYALL + KOHEI HARADA二名、Lyall氏の水音パフォーマンスに目がいきがちだったけれど、
音自体も正当な流れの実験音響が聴けて、開幕にふさわしい音のバリエーションが聴けた。
NERAEのギタードローン、やっぱり変わらず素晴らしい美しさ。
ゆっくりとしながらも劇的に音が変わる瞬間があったりして、とてもかっこよかった。
今回の目玉、Diesel Guitar、やっぱりすごかった。終始すごい勢いのギターノイズ。
思いっきり圧倒されるような音圧なのに、美しさも同時に感じられる音なのが圧巻。
ラスト、VELTZの音楽も流れるような構成とはっとするような溜めが好感でした。
正直、NERAEの時の聴衆やバーテンの音が耳障りだったことを除けば完璧なライヴ。
あとは、もうちょっと体力のある時に聴ければなあ・・・
まあ仕事も、あと一週間が正念場だ。
7/29
昨日は久しぶりに二次会の記憶が全くない状態。
気がついたら公園のベンチで、蚊に刺されまくってかゆいと飛び起きてました。
雨にも気づかず帰宅路の脇で死んでたのに、よく財布とか盗まれなかったなあ。
7/21
テレビドラマの傑作と名高い「波の盆」(1983)を見た。
実相寺昭雄の監督と武満徹の音楽が見事に混ざり合って、
戦争に巻き込まれたハワイの日系一世一家の物語を見事に演出しています。
このテーマ音楽の美しさがなんとも言えません。
こういうのを見ると、やっぱり映像芸術は良いなあと思う。
作品のテーマとしても、これからの時期にある意味ぴったりでした。
7/20
寮には各階1つずつシャワーがついていますが、風呂場は1Fしかありません。
自分は最上階4Fに住んでいます。つまりどういうことかというと、
今回のように3・4Fのシャワーが同時に壊れると、ちょっとタイミングが悪ければ
面倒でも1Fの風呂場までいかないといけないということ。くそっ!
7/13
昨日はひたすらバイキングでお偉方のために食事運び。そのあとは某社長と二人で飲み。
粗相がなかったかどうかもすごく気になるんですが、
それよりその二次会での相席客が階段転げ落ちて救急搬送となったあとも気になる。
7/10
昨日衝動的に買ったSonyのヘッドホン、MDR-Z1000。
音を遮断するためにちょっときついのが眼鏡の自分にはきついけれど、
音の個々がはっきりと聴こえてくるのが素晴らしいですね。
5万出した甲斐はあった・・・と思う。
7/5
叔父の容体を見に、一人で病院へ向かった。
薄暗くなりだした病室の窓際に横たえられた叔父は、10日前よりさらに血圧と心拍数が下がっていた。
けれど、そのままで安定しているうえ、経管栄養も行われていた。つまり、先がさらにわからなくなっていた。
叔父はいったい、あとどれだけ生きていられるのか、けれどリミットは間違いなく遠くない。
想い出の中に残る、華奢で神経質そうな手と、今のむくんだIDナンバーの腕輪をつけられた手。
気が付けば、思わず泣いてしまっていた。まさか本当に「人生50年」になってしまうなんて。
自分はやっぱり脆いままだ。
7/3
OFF CLASSICAという団体によるスティーヴ・ライヒのみの曲目による演奏会へ行ってきました。
赤羽橋の小さなスタジオでの開催でしたが、素晴らしかった。
まずは四角いスタジオの中央に据えられたマリンバ二台で「ナゴヤ・マリンバ」。
落ち着いたリズムで、はっきりと、抑揚をつけて歌う。簡素な曲だけにこの感情的な演奏は
曲の新しい切り口が見れて楽しかった。もうちょっとテンポがあれば爽快でもっと良かった気もするけれど。
その後は部屋の各壁につく形で四人による「ヴァイオリン・フェイズ」。暗闇の中で奏者だけが淡く浮かび上がる。
奏者の距離が遠くなるせいでちょっと位相ずれに意識してないものも混じっている気がしましたが、
距離による音量のばらつきも気にせず、深く音の響きに埋もれることができました。
聴衆も含めた配置換えを挟んで、後半はまず「木片のための音楽」から。
小さなクラベスのため音響はちょっと弱かったですが、短い演奏の中で構造のわかりやすい音楽を見せてくれた。
これもずいぶん強弱をつけて変化をつけていた。最後に今回のメイン、「ディファレント・トレインズ」。
ちょっと生演奏が録音に負けていた感じでしたが、それでもしっかりとした演奏でした。
字幕の日本語が、第1楽章だけなかったのが一番違和感を感じたところでしょうか。
やっぱりライヒは良い。これが50人だけの聴衆というのが寂しく思うくらい。
次回もあるようなので、ぜひ行きたい。カウンターポイントのシリーズとかないかなー
6/22
diskUnionの袋に入ってた情報誌を見てて。「音盤時代」なる雑誌の説明。
>〜本誌は、そのまだ見ぬ「読む音楽」という桃源郷を目指します。
そうか〜ディーター・シュネーベルが桃源郷かあすげーなー
、なんて皮肉を思いついてました。
まあこんなロック周辺しか聴いてなさそうな編者が、現代音楽リスナー以外は知らなそうな
(一応大御所ですが)シュネーベルの「読むための音楽-モ・ノ」とか知らなくても無理ないよね。
>
6/16
叔父が脳梗塞で倒れたというので、会社を切り上げ急いで病院へ。
発見までかなり時間がかかってしまったために脳幹と小脳がほぼ完全に壊死。
そのため、意識が戻ることなど絶望的な状況。容体は安定しているので、あとは心臓が止まるのを待つのみ。
むくんだ顔と薄く開いた目で横たわり、止める術がない痙攣のようなしゃっくりをくりかえす姿を見ているのも辛かったですが、
そんな叔父に寂しそうな顔を向けて、意識は戻らないとわかりながらも声をかけ続ける祖母を見ているのは本当に居た堪れなかった。
祖父の手術から間髪入れずのこの状況。祖母が泣いている姿を初めて見た気がした。
6/12
祖父が癌で入院するそうで。胃と大腸を切除とのこと。
まあ歳だからなあ、と思いつつやっぱり実感させられると気分が落ちる。
6/5
いい加減たまりすぎてたレビューをさらに細かくして、読み込みやすいようにしました。
ついでに背景も一新して爽やかなイメージに。
でもやっぱり途中で挫折・・・実験音響とかは今度やろう。グレツキのページに至っては全く及ばず。
ああ、時間がほしい。
5/28
31日から香川に行くんですが、台風は大丈夫なんでしょうか。
あんまり革靴でぐちょぐちょの園地とか歩きたくはないなあ・・・
5/18
散々な一日。
200ケースも袋掛けの清見を袋取りするだけで精神が削られたのに、
その最中、社用の携帯を紛失してしまう。おそらくは燃えないごみの中。
帰り際にはナイフで指を削って大出血だし、まともな出来事がなかった。
まあ、夕食は友人と適当に騒いで寿司を食べたから、これで気持ちだけでも上書きしよう。
・・・携帯修理は個人負担だから5万近くすっ飛ぶな、こりゃ・・・
5/4
昨日は高校の友人たちと飲みました。
ひさびさに心から楽しいと思える、かつ落ち着いて飲めた一時。
4/29
昨日行ってきたラフォーレ原宿のヘンリー・ダーガー展、楽しかったです。
ただひたすらに自分の描く夢想の世界を具現化する人生、自分もそうでありたいなあ・・・
でもあそこまで世捨て人になれる自信がない・・・だからこそ中途半端な趣味のままなんでしょうが。
4/26
昼も過ぎて、ようやくまともな体調になりました。
でも、貴重な有給がこんなことに・・・まあ普通に取ってもCD聴いて終わりだろうが。
4/25
あんまりにも気持ち悪いので、会社を早退してひたすら寝る。
でも夕方になるともう寝るのも飽きたので音楽を聴きだす、とすぐ目が痛くなってレビュー書けない。
非常にもどかしい感じでしたが、とりあえず本当は昨日紹介する予定だったCDのレビューを載せます。
予め書いてた文章があまりにも適当すぎたので・・・
4/24
友人参加のコンサート@新小岩。
ヴィエニャフスキ「スケルツォ・カプリス」抜粋はオリジナルにコントラバスを加えた仕様。頑張った。
リムスキー=コルサコフ「五重奏曲」は第1楽章だけだったので、彼らしい出だしとしけ言えんなあ。
というか、ルー・ハリソンの「Varied Trio」目当てで行ったようなもんだし。
茶碗奏法やヴァイオリンのフォルクローレが実際に見れて満足です。
音楽としてもかなりプログラムの中で目立っていて、聞き手の反応も一番感情がこもっていたように思いましたね。
ちなみに、前に座っていたおっさんは第二楽章(茶碗奏法の楽章ですね)終了後のみ小さく拍手をしておられました。
・・・それだけインパクトあったんだろうなあ。
ドップラー「リギの思い出」、こうして聴くと、意外とドップラーの和声は手が込んでいるのね。面白かった。
でもグリンカ「悲愴三重奏曲」までいくと、さすがに自分の趣味の範疇からは大外れだった・・・
シュトラウス/ハーゼンエール編曲の「もう一人のティル・オイレンシュピーゲル」も同様。
演奏や音楽手腕がいいのはわかるんだけれど、なんでこう面白く感じられないのか。
アンコールのラデツキー、ピアノが六手なところが音響的にミソでしたね。
ところで、聴いていた時からやたら眠かったりとどうもおかしいと思ってましたが、風邪をひいてしまった様子。
もはや鼻詰まりが花粉なのか雑菌由来なのか判別つきません。きっついわー・・・
4/22
主にネット上で大反響だった某アニメがついに一挙3話放送で最終回を迎えましたね。
いろいろ反応見てると賛否両論ですが、まあ自分は見てて結構面白い部類だと思いました。
まあいろいろ騒がれたアニメの中でも、最近の中では断トツの盛り上がりでしたし、あれでいいんじゃないでしょうか。
4/13
思ったより早くVan Veen Productionからシメオン・テン・ホルトのCDが届きました。
6枚買って160ユーロ。なんかポストカードもいろいろくっついてきましたね。
尤も、一番上のカント・オスティナートの演奏風景のやつ以外は大していらんですが。
ていうか、ほかのポストカードは何でBrilliantレーベル関連なんでしょうか。
まあともあれ、鼻息を荒くして早速開けて聴きだしたらもう止まらない、気が付いたら一日終わってほぼ全部聴き通してました。
4/10
HDDの不良ファイル分を再バックアップしてたら一日終わってしまった。どうしよう。
4/9
昨日の飲み疲れで、昼過ぎに寝て気づいたら8時だった。どうしよう。
4/3
部屋の整理が全然終わらないよ!!!!
4/2
眼鏡の鼻あてがフレームごと取れたので、急遽スペアの眼鏡で出社。
来週に新しい眼鏡が出来る予定だったので、見事なタイミングです。
3/31
年度末だし、とメインPCを買い替えました。で、昨日届いたんですがまだ開けてません。
なんでって、ほぼ同時に買った外付けHDDのFAT→NTFSの変換に一日取られたから。
巡回冗長検査エラーとか言われても分からん。結局一夜かけてchkdskかけたのに問題なしと出る始末。
で、今日からようやくデータのバックアップです。4日にはようやく冷蔵庫も来るので部屋の整理もしなきゃ。
ああ、年度末って忙しいんだなあ。
3/26
日○屋で友人と食事してたら、隣にいた人がメンチカツを単品で頼んでました。
個人的な感性では否定しかけたんですが、よく考えれば
唐揚げ単品なんかよりはよっぽど理解できる気がしたので否定するのを止めました。
3/24
地震があってこちら側、もうしばらくは平常という単語とは縁遠い世界が日本は続きそうですね。
市場も流通がこんがらがり、放射能に振り回され、もう大変。返品などの嫌な嵐。
まあでも、一番面倒なのはエレベーター稼働率が50%なことでしょうか。
他人と一緒に待っているのが耐え難い苦痛なタイプのひきこもり系人間です。
ひきこもりといえば、ヘンリー・ダーガーのDVD買ったんですが、あれは凄いですね。
あそこまで完全に自分の世界を創り上げて、その中に埋没してしまいたいです。
でも人間を半陰陽にする趣味は俺にはないなあ。その異常なミスマッチの美しさが特徴だけれど。
いつかあの挿絵付きで完本(翻訳済み)が出版されないかなあ。出たら出たでびびるが。
3/12
職場はやっぱりひどいことに。液状化で荷物沈没。あと地割れも少々・・・
3/11
もう日本全土がてんやわんやですね。
うちの会社も相当揺れました。帰りの途中でその影響をかなり垣間見ました。
みんな、大丈夫なんでしょうか。とりあえず、父親が東北出張とかしてないのを願うばかりです。
3/9
帰ってきました。長崎の風景は面白かったなあ。疲れたからとりあえずすぐ寝る。
3/6
仕事場でお世話になった人の葬儀へ。多忙そうにしていたけれど、こうあっさり逝ってしまうとは・・・
大勢の人が来ていて、その人柄を再実感しました。葬儀の列の順番間違えたのは本当ごめんなさい。
明日からはしばらく長崎へ行ってきます。天気大丈夫かなあ。
2/28
週末は大学で、演奏会という名の初見演奏大会をしてきました。
身内だけで吹くポップス曲だから良いものの、全部楽譜を見るのが本番ステージ上とかどうなのさ。
トロンボーンが一人でソロもあり、はまだ許せたけど、さすがに「1曲楽譜ないからテキトーに吹いて」は無茶振りすぎる・・・
まあでも、10年ぶりくらいに完全に「落ち」て、ソロをあと少しで吹き損ねかけた以上、何も文句は言えませんね。
あと、その後の飲みで体力使い果たして次の日の予定をさぼって、ほんとすいませんでした。
だって、昨日は起きてた時間5時間くらいしかないよ・・・
2/23
なんとか帰還。とりあえず消化器官の調子がかなりヤバい。でも週末も飲む。
2/21
この一週間で飲みが3回はちょっときつい。明日の部旅行は無事に生きて帰れるだろうか・・・